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2025年度総会の開催報告 〜未来共創への対話〜

2025.06.25

活動報告

関西学院ベンチャー新月会主催の2025年度総会「テーマ:未来共創への対話」が、2025年6月18日ライク株式会社東京本社内(ライクカフェ)にて開催されました。

会員・非会員の皆様、幹事の方々など事務局含め40名の方にご参加いただき、大変有意義な時間となりました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

本イベントは住友林業株式会社 代表取締役会長 市川 晃さま、ライク株式会社 代表取締役会長兼社長 グループCEO 岡本 泰彦さまによるトークセッション、4名の会員様による事業紹介ピッチ、ベンチャー新月会から活動報告と会計報告が行われました。

1. トークセッション - 住友林業株式会社 代表取締役会長 市川 晃様とライク株式会社 代表取締役会長兼社長 グループCEO 岡本 泰彦様

第一部となるトークセッションでは、住友林業株式会社代表取締役会の市川様と関西学院ベンチャー新月会会長である岡本様に、大学という場所は、あと10年でどう変わるのか。-人口・格差・技術進歩から見据える未来像-というテーマでお話しいただきました。

司会者は、株式会社トワール代表取締役 浜野裕希様が務めました。

ご講演の中では、4つの質問に対してお話をいただきました。
1.大学に対して何を求めて入学し、何を得たのか。
2.経営において、日本の人口減少の何が一番大きな課題だと考えているのか。
3.AIやロボット(アンドロイド)を用いることの課題はなんだと思うか。
4.15年後に求められる力は何か、そのために関学にどのような大学になってほしいか。

参加者4名から市川様と岡本様に質問する機会もあり、参加者の熱意の高さが伺えました。

お話しの一部をご紹介します。

日本は法律のもとで各社が競合して質を上げたことで魅力的なサービス業があります。海外進出によって現地のサービスレベルを変革し、環境の改善につながる可能性があります。ただ国によって制度が違うので自社の魅力を理解して現地でビジネスを広げてくれる良きパートナーや戦略が必要です。

人口減については、若い人の意識改革が鍵を握るので、国民全体で子どもは財産であり、みんなで育てるものと思うことが大事です。高齢になると同時にクレーマーになってはいけません。また、日本の投票率の低さについて、社会システムや政治に関心を持ち、今のままで良いのか、とマクロの視点で捉え、見直す必要性があります。

テクノロジーの進化によってリモートワークの選択肢が広がった点については、子育て世代の働き方の自由度が増えました。また、chatgptの使用について、効率的に使うのはいい反面、考える力を養う段階に自ら考えることを放棄することを危惧し、大学に通う意味と規制の状況を疑問視しています。自己研鑽や効率を上げるために社員にAIの使用を推奨したり、AIなどに詳しい社内人材や専門部署と企業で開発させているそうです。道具は使い方次第で、情報を鵜呑みにせず嘘の返答を見極める目と違和感に気づけるかが重要です。そのために多種多様な人と触れ合って多様性を身につけ、本質的な思考を持てることが重要だそうです。またAIでできることとできないことがあることを知り、工夫が必要になります。

15年後に求められる力や関西学院大学の大学のあり方に求めることとしては、人口減かつ進学率が高い今は学生に選ばれる大学になるために付加価値をどうつけるかが大事です。外国人留学生は東京一人勝ちと言われますが、飽和や生活コストの高さから関西に目が向き始めている点と、アジアの人口増や勉強したい学生が増える市場を考えて、付加価値をつけること、そして私立大学として経営力が必要と考えます。また、同窓会として、同窓生が活躍して、日本の中で活躍していると言われて仲間になりたいと高校生中学生に思わせることが大切だとメッセージを残されていました。

2. 事業紹介ピッチ 

会員様による事業紹介ピッチでは、株式会社Winttle 代表取締役 小竹 悠暉様、株式会社IB 代表取締役の井藤 健太様、株式会社トワール 代表取締役 浜野裕希様、株式会社マーケティングエージェンシー 代表取締役 松本和仁様(登壇順)の4名にご登壇いただきました。

株式会社Winttle 代表取締役 小竹 悠暉

日本の教育に課題を感じ、高校生の探究授業を先生の代わりに支援する教育事業を展開している学生起業家の株式会社Winttleの小竹様。社会にTryできる人を増やしたいという思いの元で活動されています。学校で求められる力と社会で求められる力のギャップを埋めたいと熱く語りました。

②株式会社IB 代表取締役 井藤 健太様

保険の請求もれを解決する無料の保険管理アプリを展開されている株式会社IBの井藤様。学生時代から保険を学び、保険会社で経験を積まれた後に起業されたそうです。プラットフォーム利用料を保険会社からいただいて、運営をされているそうです。メディア出演実績もあります。終活で保険情報を共有しておく必要性を再確認し、「社会的価値のある絶対利用するべきサービス」とお墨付きをいただいていました。大きな市場のゲームチェンジャーになりそうですね。

③株式会社トワール 代表取締役 浜野裕希様

「教育を直感から科学へ」をモットーに個に応じた学びと先手の対策を実現する事業を展開する株式会社トワールの浜野様。人々が自分の可能性を活かせる社会を作るために学術に基づいたデータを用いて教育を「科学」し、教育現場に変革をもたらしています。偏差値や知識量に変わる物差しを作り、「育ててくれてありがとう代」として教育機関にお金が回る仕組みを作ろうと尽力されています。

④株式会社マーケティングエージェンシー 代表取締役 松本和仁様

リモートアシスタントを活用し本来やるべき仕事に専念できる支援を展開されている株式会社マーケティングエージェンシーの松本様。電話代行から事業主様の代わりにお客様の注文や予約を毎日受付可能なサービスを提供されています。人材確保が困難な現代でAIを導入し、最低限の人数で高品質のハイブリットコンタクトセンターを目指されています。音声に強い生成系AIパートナーを探しており、母校生とのご縁があれば幸いとのことです。

3. 最後に

今回の総会では、未来共創への対話や学生と同窓生による4名の10分ピッチなど、今後の同窓生の活躍する未来のイメージができ、期待が膨らむ会になりました。二次会は別の会場にて開催され、登壇者含め30名程の方にご参加いただきました。

さらなる関西学院大学卒業生、現役学生、関係者の繋がりを強くするべく、ベンチャー新月会事務局一同努力して参ります。2025年度も新月会ならではの参加価値のあるイベントを企画していきますので、是非ともご参加ください。引き続きよろしくお願いいたします。

関西学院ベンチャー新月会 事務局

当会の入会のお申し込みはこちらから
https://kgventure.org/guide/

本イベント詳細
https://peatix.com/event/4422256

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