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2025年3月19日『やっちまった先生 -vol.2-』 開催報告
関西学院ベンチャー新月会 定期イベント『やっちまった先生 -vol.2-』が2025年3月19日@関西学院東京丸の内キャンパスで開催されました。
今回ご登壇していただいたのは みずほ銀行理事 エグゼクティブアドバイザー 大櫃直人さま です。昨年12月に開催した『関学大望年会』ではサポート側のMVPに選出され、NHKの人気番組である『プロフェッショナル 仕事の流儀』にて密着ドキュメンタリーも放映されました。日本の名だたるスタートアップ企業を支えた伝説のバンカーです。
まだご試聴されていない方は、ぜひチェックしてみてください。
講演は簡単なエレベーターピッチによる頭の体操から始まりました。
あるサービスを例に考え、30秒で端的に事業をアピールする練習です。
ここからは、筆者(現役学生:山本)が大櫃さまの講演から得た学びを3つご紹介させていただきます。
① 今必要とされているのはスタートアップだ。
歴史を振り返ると、時代の移り変わりにはイノベーションが必要不可欠です。
ガラケーからスマートフォンへの移行、ECやオンラインビジネスの誕生、サブスクリプションサービスによる「所有」から「利用」への変化など、インターネットが誕生した後だけでも数々のイノベーションが生まれてきました。
しかしながら、日本においては破壊的イノベーションが弱いという見解があり、だからこそ日常の”当たり前”に疑問を持ち、今ある現実を否定して、新たなイノベーションを生み出していこうというお話でした。
大櫃さまのようなバンカーやサポートしてくださる同窓の先輩方がいるからこそ、もっとチャレンジしていこうという気持ちになりました。
② ビジネスにおいても経営者においても二つのタイプがある。
前述したように、今世界が求めているのはスタートアップ企業ですが、闇雲に事業を始めたらよいということではないと学びました。
なぜなら、大櫃さま曰く、ビジネスも経営者も二つの種類があるからです。
❶安定成長型 のビジネスや経営者
❷スタートアップ(短期間の急成長)のビジネスや経営者
安定成長型のビジネスをするのであれば、経営者のポテンシャルだけでいけるかもしれない。しかし、スタートアップのビジネスをするのであればJカーブのような曲線を目指していくため、組織が急に大きくなり、顧客もお金も急速に増えていきます。それはつまり強い経営陣を作る必要があり、チームでやっていくことができない人がスタートアップのビジネスを行うことは難しいということです。また時には、経営者という役職を手放すこと、自分が経営者でなくても良いといった考えも持つ必要があるということです。
人それぞれに役割や適性があるため、自分の夢やビジョンを明確化するだけでなく、自己理解を深めるために周りの意見も取り入れながら、しっかりと見極めて事業を興す必要があると学びました。
③ 若いうちから情報ネットワークを作ろう。
商談をする際は少なくとも3つの話題を持っていくことが大切で、もしその商談が上手くいかなかったとしても、知識量や引き出しの多さ、人脈や熱量を認めてもらえるとその後も長いお付き合いにつながるかもしれないということです。
そのためにも、日々いろんな人に会って勉強すること、つながること、情報ネットワークを拡大していくことが重要だと学びました。
そして、まずは「個人戦で勝つ」「個人ブランド作り」を行うことが大切だと学びました。
また、資金調達の際に、経営者の人柄・魅力・素直さだけでなく、経営者の周りにメンターやコーチのような存在がいることも観点の一つだと話されていました。
そのような存在と出会うためにも、より一層情報ネットワークを拡大していこうと感じました。
以上の3点だけでなく、大櫃さまの視点での考え方や価値観、経験談や人生の方程式などを赤裸々に語っていただき、とても大きな学びにつながりました。
現役学生ながら、超優良級のお話を聞くことができて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。それと同時に、もっと多くの会員さまに参加してほしいと感じました。
“関西学院ベンチャー新月会だからこそ” 聴けるお話、話せる本音、ネットワークがあります。もっと素晴らしい体験や学びを得ることができる企画やイベントを提供し、関西学院ベンチャー新月会の益々の発展への貢献と、来年度は必ず目標である会員数100名を達成します。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
関西学院ベンチャー新月会事務局
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